感染者≠感染発覚者

こんにちはHIDEです。

「感染者数」とは

テレビのニュースやワイドショーでは相変わらず「感染者数」を議論の前提として放送していますが、現在の国内の検査状況を考えると何らかの前提として使えるデータでないことは誰が考えても解ることです。にもかかわらず、全国一律の施策に反発する地方の首長の中には自身の自治体に未だ感染者がいないことを根拠として主張する人がいたります。あれだけ、中国からの観光客を受け入れていたのですから、程度の差こそあれ、日本全国津々浦々まで、汚染されていると考えるられます。

メディアは「感染者」と「感染発覚者」の違いを明確にした上で、「死亡者数」や今後出てくるであろう「市中感染率」等、一定の客観性のある数値をもとに、報道すべきです。

「PCR検査」

さらに、その状況でやたらとPCR検査の対象範囲の拡大を感情的に主張するワイドショーの司会の女性や野党議員さんにも困ったものです。もちろん、医師が必要と判断した検査まで実施できていない状況は早急に改善すべきですが、簡易検査キットが普及するまでは、治療の上で必要な場合に限定しましょう。

対象を安易に広げると医療リソースがパンクするだけでなく、検査を受けられないことや、検査を受けて陽性になったにもかかわらず、病院に入院できないことにパニックを起こす人がでてきます。(愛知県では既に陽性でも自宅待機のケースがでてきています)

「評価基準」として

現段階で、客観的な指標として使用できるのは「死者数」です。3月16日現在で31名は諸外国と比較しても、かなり低く抑えられています。これは、重症者に対して、いまのところ、高度な対処療法を実施できているからですが、この数値は、対応可能患者数を超えた瞬間から、加速度的に増加します。

日本国では季節性インフルエンザでも年間3000人程度亡くなります。現在の新型コロナウイルスによる死亡者数は事態が推移している途上の数値ですので、単純比較はできませんが、普段、意識することの少ない、全国規模での死亡者数にパニックなることは避けたいものです。

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